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〇次回言語哲学研究会のお知らせ〇

 

  雨風の 激しき中も 蝉しぐれ 

 

前回は、河田容英さんにレポーターをお願いして、江戸時代

後期の儒学者であり最大の塾生数を誇った咸宜園の経営者で

もあった広田淡窓の生き方と思想を探りました。

きびしい封建的しがらみの中で、「三奪の法」と「月旦評」

という指導法によって、自由でユニークな教育を行った淡窓

に、近代教育の先駆けを見る思いがするとともに、大分県

田という山間の小さな町が、当時の日本の金融の要所

であった事実を知ったことは、大きな驚きでした。

 

さて次回は、恥ずかしながら、小生の最近著『日本語は哲学

する言語である』を扱います。河南さんに無理を言って、レ

ポーターをお願いすることにいたしました。

 

河南さん、どうもありがとうございます。

要領は以下のとおりです。

 

●日時:10月14日(日) 午後3時~7時

●会場:ルノアール四谷点マイスペース3A室

●アクセス:https://www.ginza-renoir.co.jp/myspace/booking/shops/view/%E5%9B%9B%E8%B0%B7%E5%BA%97

●テキスト:小浜逸郎『日本語は哲学する言語である』

(徳間書店・税込2,160円)

●レポーター:河南邦男さん

●コメンテーター:小浜逸郎

 

自分で言うのもなんですが、 「論理」偏重の西洋の言語哲学

とはひと味違って、豊かな「情緒」を重んじる日本語の特色

に忠実に沿った記述を心掛けたつもりです。

 

そのために、西洋的な文法概念からできるだけ自由に日本語

の構造を考えてみました。

 

どうぞふるってご参加ください。

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