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〇第60回 日本近代思想研究会のお知らせ〇

 

前回は、国際関係アナリスト北野幸伯氏の『中国に勝つ 日本の大戦略』(育鵬社)を取り上げました。

 

当テキストを読み参加者といろいろ話したうえで私は次のような感想を持ちました。

 

〈日本はかつて日中戦争に負けている。すべての戦闘には勝ったが敗戦した。その厳粛な歴史的事実を謙虚に受けとめ、為政者とそのブレーンたちがそこからきちんと教訓――すなわち戦争の本質は戦闘の集積などではなくてあくまでも政治的なものであるということ――をくみ取ることができるかどうかが、目下進行中の「日中戦争」の勝敗の分かれ目になる。その意味で、中共の「反日統一共同戦線戦略」に盲従する日本反日左派の愚かさはいうまでもないが、保守派が「先の大東亜戦争に道義あり」と言い募ろうとする姿勢にも有害なものを感じる。左右から日本を敗北に導こうとしているような印象である〉。

 

みなさまはいかなる感想を持たれたでしょうか。

 

さて次回は、可合雅司氏の『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』(講談社現代新書)を取り上げます。現在進行中の少子高齢化について一度きちんと考えてみるのはいかがでしょうか。

 

レポーターの村田一さん、どうぞよろしくお願いいたします。

 

・実施日時 6月17日(日)午後2時~6時

・開催場所  ルノアール四谷店3階会議室A

https://www.ginza-renoir.co.jp/shopsearch/shops/view/85

 

・テキスト 可合雅司氏の『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』
(講談社現代新書)

・レポーター 村田一さん

・費用 飲み物代600円程度+部屋代8640円の参加者による均等割

 

                        根本義明(美津島明)

 

 

 

 

***

 

 

 

〇第59回 日本近代思想研究会のお知らせ

 

前回は、中野剛志氏の『真説・企業論』を取り上げました。

 

本テキストはいわゆるグローバリズム批判の書です。しかしそれを抽象的に展開するのではなくて、巷間にはびこる企業論を徹底検証することによって展開しています。平たくいえば、中野氏は本書において「アメリカは起業と技術革新が盛んである。それにひきかえ日本企業は閉鎖的なので起業と技術革新があまり盛んではない。日本企業もアメリカ的な株主の利益を最優先する短期主義を大胆に採用して起業と技術革新を盛んにすべきだ」という考え方を完膚なきまでに否定しているのです。

 

そのうえで中野氏は、起業するなら「老舗になること」を目標に起業することを読み手に小声で勧めます。

 

私としては、そのメッセージに深く感銘を受けました。

 

レポーターの村田一さん、お疲れ様でした。ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました。

 

さて、次回は国際関係アナリスト・北野幸伯氏の最新刊『中国に勝つ日本の大戦略』を取り上げます。みなさま奮ってご参加くださるようお願い申し上げます。

 

・実施日時 3月4日(日)午後3時~7時

・場所 ルノアール四谷店4階会議室

https://www.ginza-renoir.co.jp/shopsearch/shops/view/85

・テキスト 北野幸伯『中国に勝つ日本の大戦略』(育鵬社)1600円+税

・レポーター 根本義明

・費用 飲み物代600円程度+部屋代8640円の参加者による均等割

 

 

 

 

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第58回 日本近代思想研究会 のお知らせ

 

前回は、中央公論社 日本の名著16『荻生徂徠』を扱いました。レポーターの小浜逸郎さんが、これはと思ったページをめくりながらコメントを付し、それに参加者がそれぞれの感想を返す、という形で進みました。詳細には触れませんが、生き生きとしたやり取りができた、という感触が残りました。

 

それにしても、昭和40年代の中央公論社は偉業を成し遂げたものだ、という思いを強くしました。『世界の名著』『日本の名著』『世界の歴史』『日本の歴史』を世に送り出し、その後の読書諸氏の知的交流のベースを作ったと言っても過言ではないからです。日曜会も少なからずお世話になってきたことは言うまでもありません。

 

参加者は、9名でした。

 

さて、次回は中野剛志氏の『真説・企業論』(講談社現代新書)を取り上げます。奮ってご参加ください。

 

       〇概要〇

 

・テキスト『真説・企業論』(中野剛志著・講談社現代新書・800円税別)

 

・日時 11月26日 午後3時~7時

 

・場所:銀座ルノアール四谷店3階B室

    https://www.ginza-renoir.co.jp/myspace/booking/shops/view/%E5%9B%9B%E8%B0%B7%E5%BA%97

 

・レポーター:村田一さん

 

*主催者 美津島明 

お問い合わせは、mdsdc568@ybb.ne.jp にメールをお送りください。ただしメールをいただかなければ当読書会に参加できないというわけではございません。お気軽にご参加ください。

 

 

第57回 日本近代思想研究会開催のお知らせ

 

*連絡が遅れて申し訳ございません。忙しさにまぎれてこのタイミングになってしまいまし

  た。

 

前回は、著者・中野剛志さんを招いて『富国と強兵』を扱いました。

思いのほか多くの方々にお集まりいただき、中野さんに対する支持の強さ・多さを再認識した次第です。

 

さて、次回は荻生徂徠の『政談』を取りあげます。レポーターは、最近徂徠論を

発表なさった小浜逸郎さんです。

 

みなさま、奮ってご参加願います。

《実施要項》

・日時:9月24日(日)午後3時~7時(3時始まりです!)

 

・場所:四谷ルノアール3階c室

http://standard.navitime.biz/renoir/Spot.act?dnvSpt=S0107.85

 

・テキスト:『荻生徂徠』(日本の名著16 中公バックス 定価1200円+税)

*私(美津島)は、「日本の古本屋」HPで入手しました。「日本の古本屋」https://www.kosho.or.jp/

 

・レポーター 小浜逸郎さん

 

参加費は、人数によりますが、場所代・飲み物込みで

一人当たり一五〇〇円前後です。

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